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なぜ、広告ではなく広報なのか


 プロフィールにも書いているが、私が撮影しているのは、広告ではなく広報が中心だ。
 商品を見映え良く宣伝するだけでは、商品を買ってもらう理由として不十分になって来ていると感じている人は多いだろう。どこで誰が作ったのかわかっていた方が安心だし、社会貢献や環境問題など何も考えずに活動している企業ときちんと未来を見据えて対応している企業とどちらの商品を買うのか考えみればわかりやすい。商品自体の質に加え、作っている人が誰なのか、何を考えているのか、作り手の「顔」が見えるかどうかが重要になって来ているのだ。「顔」は「ブランド」と言い換えてもよいが、それを表現するには、商品広告だけでは不十分だと思うし、建前だけのものや現実感の無い表現では信頼を得ることは出来ない。
 また、作り手の顔が重要になってくるというのは、そのまま私自身や写真撮影を仕事にしている人間全てにも当てはまることで、単に「写真、撮ってます。」では、通用しなくなってくるのは目に見えている。
 そんなことを色々と考えていたら、取材先やお客さんと一緒に考えながら撮影出来る広報の比重が増えてしまったのだ。

注)上の文章を読んでくださった方の中には「それって企業広告のこと?」とお思いになる方もいらっしゃるでしょう。その通りです。ただ、一般的にわかりやすくする為に「商品広告」=「広告」とし、その他の活動を「広報」と表現しています。

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