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何もしないことのリスク


Japan,Engineering,Underground

 「石橋を叩いて渡る。」という言葉があるが、今の日本は、さらに神経質になってしまっていて、極端なまでに前例の無いことをするリスクを遠ざけているように感じる。しかし、新しいことを始めないことにもリスクはある。世界がどんどん進んでゆく中でとどまっていることは、相対的な後退を意味するからだ。
 さて、この写真は洪水を防ぐ為の施設を写したものだ。あまりの湿度に、機材が壊れることも覚悟して撮影に望んだが、2台のカメラの内1台が壊れるという代償と引き換えに、望んだ写真を手にすることが出来た。
 いま行わなければいけないことは、リスクの回避ではなく、リスクを管理し付き合うことだと思う。

ガバナンス誌(ぎょうせい発行)5月号より
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