映画「フクシマフィフティ」に参加しています。

 2020年3月6日より公開される映画「フクシマフィフティ」のエンドロールに、福島県内で撮影した風景写真を2点提供しています。該当する写真は、このサイト内の写真ギャラリー「福島の今 2018」に含まれています。どの写真なのかは、観てのお楽しみです。なお、エンドロールには、私の名前もクレジットされています。

 以下は、私の個人的な意見です。必ずしも製作者の意図を反映したものではありません。また、試写を一度観ただけですので、思い違いがあるかもしれません。あらかじめご了承ください。

 この映画に関しては、おそらく色々な意見が出てくると思います。中には、事故についての不満を、この映画にぶつけたくなる方もいらっしゃるかもしれません。でも、批判をされるのであれば、どうか、映画をご覧になった後にしていただきたいと思います。この映画が厳しい視線を浴びることは、題材として選んだ時点で容易に想像できますので、制作者は、相当な覚悟で臨んでいるはずだからです。制作者だけではなく、俳優やスタッフ、制作に関わった全ての人が、同じだと思います。

 事故から9年経ち、当時、中学生だった子たちは成人しています。事故を知らない人たちが、これからどんどん社会に出てゆきます。その方たちに、事故があったことを知っていただくこと、また、興味を持っていただくことは、同じ過ちを繰り返さないためにも必要だと思っています。もちろん、映画で全てを伝えることは不可能です。例えば、津波対策など、事故前のことについては、描かれていません。映画で描かれていない部分は、映画をきっかけに、みなさん自身が、周りにいる若い世代に伝えてくだされば良いのではないでしょうか。

 ぜひ、この映画をご覧いただき、日本の過去、現在、未来を考えるきっかけにしていただきたいと思います。

I cooperate with the movie “Fukushima 50”.

For the end roll of the movie “Fukushima 50” to be released on March 6, 2020(in Japan), I provide two landscape photographs taken in Fukushima Prefecture. Applicable photos are included in the photo gallery ” Fukushima 2018” on this site. In the end role, my name is also credited.